クラブ活動方針

2023-2024年度 斜里ロータリークラブ 会長 村田 均

活動方針
 「ロータリーを楽しみながら、人間力を養おう!」

 「ロータリーとは何か、斜里町にロータリークラブは作れるのか」など何度も話し合い、研修を積んで苦労の末23人のチャーターメンバーで、網走ロータリークラブをスポンサーに1963年10月5日にスタートした斜里ロータリークラブ。
本年度で60周年を迎える。
 創立当初の奉仕の理想を忘れることなく、先輩が築き上げてきた有形無形の所産及び活動の歴史を忘れずに地域社会発展のため奉仕活動を展開してきた。
 ロータリーの中核的価値観は、奉仕(service)、親睦(fellowship)、多様性(diversity)、高潔性(integrity)、リーダーシップ(leadership)で、ロータリーの使命は、職業人と地域社会のリーダーのネットワークを通じて、人々に奉仕をし、高潔さを奨励し、世界理解、親善、平和を推進することです。
 ロータリーは、「友情」という礎石の上に建てられており、寛容の精神で団結しています。
 ロータリーの正式な会合は例会であり、クラブ協議会、IM、地区協議会 、国際協議会などがこれに次ぐ重要な会合です。
 例会の目的は、職業上の発想の交換を通じて、分かち合いの精神による事業の永続性を学び、友情を深め、自己改善を図ることにあり、その結果として奉仕の心が育まれて来るのです。自己改善は終生続けられなければなりませんからロータリアンには定年はないし、ロータリー運動には終結もありません。これが例会出席がロータリー・ライフの前提となるゆえんなのです。
 日本のロータリー創始者・米山梅吉は「ロータリーの例会は人生の道場」と語っています。お互いが切磋琢磨して自己研磨に励む貴重な修練の場でなければなりませんから、例会運営に当たる者は、事業に従事すべき貴重な時間を割いて例会に参加する会員に、それに値するメリットを与える義務があります。
 例会プログラムのメインは卓話です(会員またはゲスト・スピーカーによる事業に関する卓話)。会員自身が自分の職業にちなんだ卓話をすることが原則とされています。職業上の経験談が他の会員の職業奉仕観に有意義なアドバイスを与えることが卓話の効用であり、話し上手下手などは無関係です。
 実践に基づいた真実の話は、人の心に強いインパクトを与えます。国際理解を深めるために海外旅行で感じ取った体験談を語ることもロータリーの卓話としてふさわしい内容です会員自身の事業に関する卓話を聞く機会は、多くの大たちにとってロータリーの会員に与えられる最も素晴らしい特権の一つです。
 また少なくとも6週間に一回は、ロータリーを鼓舞する話(口-タリーの習慣についての勉強)をする特別な昼食例会をするべきです。
 社会は、家族関係を持った家庭に始まり、町や国、世界と広がって行く。ロータリーが他人のために何かをしようと人間をふるいだたせるとき、その人にとって最良の活動の場は家庭である。家族から祝福されて、良いロータリアンになろうとする人は、妻や子供たちに誠実であるに違いない。
 ロータリアンは自分が住んでいる町に関する適切な知識、福祉に関する強い関心、その町の生活や歴史に対する愛着を持だなければならない。自分が住んでいる町の市民としての熱意は、慈愛、博愛、市民またはその他の団体の会員として活動することで示すのが最善である。ロータリアンはこれらの組織の中で単にその義務を履行するに留まらず、さらに大きな活動をすることができる。
ロータリーの小さい義務を果たそう。そうすればロータリーの歯車は完全に滑らかに回る。
 自分の事業をより価値あるものにする活動、クラブにおける活動、同業者組織における活動、市民や慈善団体における活動の成果として、人はどのような利益を期待しているのであろうか。自分が得る利益は、経費と販売価格の間に生じた顕微鏡で見るような些細なものではない。
 利益とは、すべてのロータリアンが、より良く、より大きな人間となり、自分白身や同僚のロータリアンや世界全体に対して、より大きな奉仕を提供する機会が与えられることである